【京都】安物着物レンタルから本物志向へ。
こんにちは♪京都嵐山着物レンタルのじゅぱんです♬
本日のオーナーのブログのコーナーですw
最近は派手な着物で京都を歩く若者が増えていると前回のブログで書きましたが、【京都人】は着物を着ることは許せても派手なお祭り使用?の着物は京都の景観が悪くなると嫌っていると言う話はしました。
京都の着物レンタルの発祥は約16年前になります。
ここにきて【京都人】の嫌度合が爆発したのか本物志向の着物レンタル店が出来てきました。
本格的な訪問着や付け下げのレンタルをする京都の問屋だったり、呉服屋さんが協賛してしっかりとした着付けや安物で無い着物を取り扱ってくるようですw
安物着物から本物着物への転向の過渡期に入ったようです♪
ライバルと言えどもこれは嬉しい!!
父の友禅の着物や格のある着物がやっと日の目を見るのですw
だって言えばプリントのポリエステルのペラペラ着物・・・
価格はGUとかユニクロ並みの着物が多すぎますもんね(笑)
帯に至っては駄菓子屋価格(笑)
これでは京都の景観が乱れても仕方ないです。
外国人が作った着物を日本人が着るようでは日本の伝統産業までも危ぶまれます。
普段着る洋服よりも安い値段の駄菓子屋帯でお洒落したと勘違いしている日本の若者にとうとう【京都人】がキレた?と言っても過言ではありませんね。
前回でも言ったように【京都】の人は安物着物は着ても良いけど【京都】では着ないでほしい。
と思っています。
【京都人】はプライドの人種なので京都を汚すものは排除したいとまで思っているのです。
嫌でも観光客は毎年凄い数が来ます。
ダサいレンタル着物を着る人が来なくなったって体制に影響はないからです。
京都新聞に「本物志向」と書かれた着物レンタル着物店が出来たと知って【京都人】はどんなに喜んだことでしょう(笑)
京都には呉服関係の仕事についている人間が本当に多いです。
だからこんな傾向になったと思います。(ほとんどの着物レンタル店は着物を知らない地方の人ないし外国人がオーナーなので)
価格はちょっとお高めですがクリーニングや修理、しみ抜きなどメンテナンスの事を考えると当然の価格です。
私達が扱っているのはカジュアル着物の小紋です。
本物志向のレンタル着物店は訪問着や付け下げ。
生地からして違いますので。
帯ももちろん袋帯を使われる事でしょう。
安もの着物から本物着物への転向で閉店する外国のレンタル着物店が増えるだろうな~と思います。
カジュアルでもきちっとした着物でありたいですし、安物ペラペラ着物なんて直ぐ破れちゃいますもん。(縫製も日本ではなされていません。)
最近の日本の傾向が悪いんです。
安かろう悪かろうです。
そもそも1980円とか着物ですよ??
そんな安い値段で良い着物が着れるわけないじゃないですか(笑)
捨てても良いような着物って解らないんですかね?
安い物は安いクオリティーです。
普段洋服を買うとき1980円で何が買えますか?
ユニクロのジーンズでも買えない価格で着付けして何回も洗わずに・・二回着たら元が取れるようになっているんですよ?
帯も含めの価格です(笑)
もうどれだけ安いか分かりましたよね?
安い物は安いクオリティー。
当然のことです。
しかし京都の友禅職人の着物が大切にされるのは喜ばしいことです♡
皆様が素敵な着物ライフを送れますように。
本当の京都、本当の着物の良さが分かりますように。
着物好きさんがもっと増えますように。
安物の着物や着付けに騙されませんように。
切に願うばかりです。