【京都着物レンタル】TPOに合った着物を着よう!京都での町歩きにはご注意を♪

こんにちは♪京都嵐山着物レンタルのじゅぱんです♪

先日書いたオーナーの愚痴ブログの追記です(笑)

行儀や礼節を守る京都人とは言いましたが、「どんな着物がTPOに合った着物か解らない・・。」

と言う方に僭越ながらレクチャーの回とさせていただきます♪

 

着物とはそれぞれのTPOに合わせて着るものだ!

と言う事は知っておられるでしょうか?

 

例えばご結婚の際に相手方のご両親にご挨拶の為訪問。

などの時に着て行く着物は?

と聞かれたら、訪問着です。

間違って小紋などの着物を着て行くと「こいつは大変失礼な奴だ!」と破談になってしまうかもしれません。

 

洋服で言うなら短パンとTシャツで「遊びに来たよ~」と言っているのと大差ない事となってしまします。

そんな風に着物にはTPOに合わせて着て行くべき着物、そうでない着物に分かれるのです。

下手したら「親の教育が悪いから礼儀や作法を知らない」と親戚までも悪く言われる可能性も否定できない事となってしまします。

そんなことにならない為にも着物には種類によって相応しい、相応しくないがある事を覚えておきましょう♪

 

まずは

黒留袖(くろとめそで)

既婚女性の第一正装です。
裾に模様が入っており、背中、両後ろ袖前・胸元に合計5つの家紋が入ります。結婚式に新郎新婦の母親や仲人婦人や親族の既婚女性が着用します。

 

前回のブログで書いたレンタル着物店ではコレを着せていました(笑)

17歳・18歳くらいの若い女の子が黒留袖5つ紋で京都散策(笑)は可笑しいのが分かりますね。

 

次に

色留袖(いろとめそで)

5つの家紋付きの場合は黒留袖と同格の第一礼装となります。既婚・未婚の別なく着ることができ、三つ紋、一つ紋など紋の数を減らすことで訪問着や付下げと同様のシーンでも着用できます。

 

次に

振袖(ふりそで)

未婚女性の第一礼装。
可憐な絵羽模様(模様が縫い目で切れず、一枚の絵のような仕上がり)と長い袖が特徴。成人式や結婚式、フォーマルなパーティーなどで着用します。

 

こちらは皆さんご存知。成人式で着る着物です。

 

次に

訪問着(ほうもんぎ)

絵羽と呼ばれる模様付けの着物。
絵羽とは最初に生地を採寸・仮縫いし、絵を描いた後に再びほどいて染色するというもの。模様が縫い目で切れず、一枚の絵のように仕上がります。礼装らしく、華やかな雰囲気が特長です。

 

こちらが大切な方のお家やお呼ばれした時に着て行く礼服です。

御挨拶にはこちらを着て行く様にしましょう。

 

次に

つけさげ

縫い目に模様がかからず、着た時に模様がすべて上を向くように柄付けした着物。絵羽模様でない事から訪問着より格下でしたが、最近は訪問着とほぼ同格の華やかな物から、カジュアルに着られるシンプルなものまで幅広くあります。

 

次に

色無地(いろむじ)

無地の着物で、一色で染められた着物。
紋を付けない色無地は街着間隔で着られ、一つ紋を付ければ、礼装として結婚式など正式なシーンで着ることができます。無地ですが、布地に織り出した地紋があるものもあります。

 

この6つが礼服であり

格が高い着物の種類と言えるでしょう♪

 

※上のつけさげは豪華な物のみ礼服として使用できます。

カジュアルな物は不向き。

色無地も紋が無ければ礼服としては不向きです。

 

続きまして私達レンタル着物店で取り扱っている着物になります。

上の6つ以外の着物になるのでカジュアルであり趣味や娯楽で着る着物となります。

 

初めに

江戸小紋(えどこもん)

遠目では無地に見えるほど、細かな柄を型紙で染めた「型染め」の着物。
基本は単色で、「白」と「地色」となります。鮫、行儀、角通しの柄は定め小紋と呼ばれ、格があります。

 

殆どのレンタル着物店ではこちらは取り扱いが無いと思われます。

『じゅぱん』では数点だけ取扱いがございます。

 

 

次に

小紋(こもん)

※こちらの着物が多くのレンタルで使用されている着物となります。

着物全体に同じ模様が、上下なく繰り返し描かれた柄付けを施された着物。
お稽古事や街着にはちょうど良く、総柄の場合はボリュームが出て、華やかな雰囲気になります。

 

※京都での観光や町歩きには丁度いい着物となります。

格は落ちますがカジュアルに着れてちょっとお出掛け着としては仰々しくなくピッタリです。

 

次に

(つむぎ)

絹織物の一種。糸を染めてから反物に織り上げ作られる着物。先に糸を染め、その色の組み合わせにより縞や格子などの模様を織り出します。ざっくりとした風合いが魅力です。

 

※こちらの着物は大変高価なものが多く最低でも6万円~8万円もします。

格は無いのですが着物好きさんは一枚は持っておきたい粋な着物と言えるでしょう。

京都の着物レンタル店では取り扱いは殆ど無いでしょう。

 

次に

木綿(もめん)

普段着着物の代表格。夏以外の3シーズン着用ができます。木綿の着物は単衣で温かみを感じる心地良さが特徴です。

 

次に

浴衣(ゆかた)

木綿生地に染めをほどこし、単衣に仕立てた着物です。もとは湯上りに羽織ったものなので、浴衣で出かけられるのは夏祭りや夕涼みなど気取らない場所に限られます。

 

※こちらは皆さんご存知浴衣です。

本来は湯上りに着る着物なのですが夏祭りや花火大会などの場面でたくさんの方が着られます。

 

以上が大まかな着物の種類となります。

 

着物レンタルをされる前に少しでも知識を付けてTPOに合わせた着物を着られる事をお勧め致します。

多くのレンタル着物店では小紋(こもん)と言う着物を使っています。

格は落ちますがとってもカジュアルで着物好きさんやお洒落な方はたくさんお持ちの小紋を楽しんでください♪

 

間違っても留袖で街歩きをされませんよう(笑)