【京都着物レンタル】帯についての豆知識ご紹介コラム♬

こんにちは♪京都嵐山着物レンタルのじゅぱんです♪

今回は着物の豆知識、帯に付いて書いてみたいと思います。

帯と一言で言ってもたくさんの種類がある事を御存じでしょうか?

そんな事をつらつら書きますのでご興味のある方は軽い気持ちで読んでみてください(笑)

順番に格下の帯からご紹介していきます。

一番メジャーな帯は浴衣帯です。

浴衣帯

夏の湯上りに着る着物として今でもたくさんの方に着られています♪

半幅浴衣帯といって着物用の半幅帯よりも少し短いのが特徴です。

凝った飾り結びなどは出来ませんがチョコンと小さいぶんこ結びなどで涼しげに。

最近はレースの付いたものや柄がたくさん付いているものまで様々です。

素材は正絹・ポリエステルが多いです。

殆どの京都の着物レンタル店のリボン帯が浴衣帯です。

 

浴衣帯と同じくらいメジャーな帯がへこ帯です。

へこ帯

フワフワとした薄いレースのようなコシの無いのが特徴。

昔の庶民の子供が結んでいた帯。

昔は絞りのへこ帯が主流でしたが、最近はレース、柄入りなど様々。

浴衣に結ぶ子供用帯の決定版。

最近は男性も浴衣にはへこ帯を使う事も多いです。

お洒落なへこ帯も多く男性でも素敵に着こなせます。

男性は少し横に結ぶ。

後ろが華やかで可愛らしい雰囲気を出せる。

京都の着物レンタル店でも扱われています

 

浴衣用に結ぶもう一つの帯として博多帯があります。

博多帯

全体が織りで出来ていて幾何学模様の柄が入っているのが特徴。

浴衣帯やへこ帯よりも格が高く価格も約10倍以上。

短いですが粋にcoolに浴衣を着こなしたいときに使う。

色とりどりの正絹の糸で織られているので見た目も豪華。

美しい文様がシンプルな浴衣にも素敵に映えます。

豪華な結びはしにくいですが、織りが豪華なのでキリッと素敵に着こなせます。

博多帯は袴などにも使われます。

帯が短い為、袴の帯には最適です。

価格が高価なため京都のレンタル着物店では取り扱われていません。

 

着物用半幅帯

浴衣用半幅帯とは違い帯の長さが長尺。

後ろが豪華に飾り結びが出来るのが特徴。

価格は浴衣帯の5倍以上。

浴衣帯のようなぶんこ結びには適さず何重にもリボンが出来るのが華やか。

柄は最近は様々でレトロな柄やモダンな柄まで様々。

着物に結んで可愛らしく着こなせます。

小紋や浴衣に使える。

訪問着や付け下げには絶対に使えない。

あくまでカジュアルな着物に使う。

京都の着物レンタル店では取り扱いのあるところもあります。

 

名古屋帯

自分で結ぶ帯として重宝された帯。

手の部分が半分に縫ってあり、柄も大柄や特徴的なポイント柄があるのが特徴。

腹物と呼ばれる柄が前にあり、全体ではなく前と後ろに柄がある。

着付けの時にポイント柄をどこに出すかが大事。

一重太鼓で格はない。

最近は金糸銀糸が使われていれば訪問着や付け下げにも使われますが、本当はダメ。

あくまでカジュアルな着物に巻く帯である。

京都の着物レンタル店では取り扱いのあるところもあります。

 

京袋帯

名古屋帯よりも格は少し上。

金糸銀糸が入っていればセミフォーマルにも使えます。

あくまでセミフォーマルですので、キチンとした場所に出る際は京袋帯ではダメ。

お太鼓も一重太鼓なので長さは短い。

カジュアルな着物に巻く帯である。

京都の着物レンタル店では取り扱いのあるところもあります。

 

 

洒落袋帯

これも京袋帯と同様にカジュアルな場面で巻く帯。

長さが京袋帯や名古屋帯よりも長く帯結びは二重太鼓。

ポイント柄や全通など柄は様々。

フォーマルな場面には適さないがセミフォーマルなら使える。

※金糸銀糸が入っているもののみ。

京都の着物レンタル店では取り扱われていません。

 

袋帯

長さが450㎝mあるのでフォーマルな場面で巻く事が出来ます。

二枚の生地で出来ており両サイドに縫い目があるのが特徴です。

金糸銀糸が使われており、一番メジャーな所で振袖などに使われます。

豪華でボリュームもあり華やかです。

留袖や振袖などの格式のある着物におもに使います。

コチラの帯は付け下げ以下の着物に結ぶのは不向きです。

大変格のある帯ですので着物とのバランスが合わないと不釣り合いになりますので注意しましょう。

京都の着物レンタル店では取り扱われていません。

 

丸帯

帯の中で一番格のある帯です。

一枚の生地で作られており片面にしか縫い目がありません。

一重太鼓は出来ません。

全て二重太鼓で生地も分厚く豪華絢爛。

黒留袖や留袖の格上の物でないとつり合いが取れません。

フォーマルな場面でしか結ぶことのできない最上級の帯です。

京都の着物レンタル店では取り扱われていません。

 

フォーマルな場面やカジュアルな場面で結ぶ帯は様々です。

京都では特にTPOをわきまえて着物と帯のバランスも大変重要になってきます。

その他帯締めや帯上げもかなり重要なポイントになってきます。

着物は帯と着物だけではありません。

それに付随してくる小物まで格が変わります。

格下の物に格上の物も不釣り合いですし格上のものに格下の物を合わせるのも可笑しいです。

洋服と違ってその場その場の出る場面などを気にしなくてはならないのが着物なんですねぇ~

お洋服でもTPOはありますけど・・

着物は全てに意味があり奥がとっても深いなぁと思いながらこの記事を書いています(笑)

たくさん紐を使いますし苦しいとか面倒くさいとかもありますが、現在の着物はそういう事を楽しんでもらう物だと思います。

動きづらさや苦しさの中に自由な事への感謝だったり、普段はパンツで男の様に所作を気にせず動いていたものが、ふと女らしさや男らしさを思い出すきっかけになったり・・

着物を着る事で、あ~自分は女だったんだ~なんて私は思います(笑)

実際着物を着ると普段気にしなかった動作や所作、お茶を飲む時のコップの持ち方一つさえ意識している自分があります♪

私も仕事でバタバタ動いている時は気にしなかった事まで着物を着ると変わるのに気付いています(笑)

毎日の生活が忙しく、性別など気にしてはいられないこんなご時世だからこそ、男性も女性も自分と言うものがどんなものなのかを見返す意味でも、もっともっと着物を着て欲しいなぁ~と思う私です♪

せっかく京都に来たんだから、京都らしいことを♬

余談になりますが、最近特に男性が女性化しているのが気になります(笑)

男性用の化粧品までもがお出掛けやはたまた普段でも当たり前の様に使われていたり・・

実際男性の化粧シーンを何度も見ています。

男性の女子力が高まってきているんですね!

見た目を気にする男子より個人的な意見ですが、中身をもっと男性らしくあって欲しいなぁ~

男らしさや豪快さなんて最近の男性にはない気がします。

(あくまで私個人の意見です(笑))

化粧をし、ファッションに拘り、女子会と称して恋話に興じる男性が増えて来ている。

ちょっと怖く感じてしまうのは私だけでしょうか・・?

女子力はあった方が良い♪

けど、男子力ってなんでしょう?

男性はもっと女性に格好をつけるべきです。

ナヨナヨして決断力が無いのは男らしくないと思うんですよね。

そんなことも着物が解決してくれるんじゃないかと思ってしまいます(笑)

着物を着ると女性らしくなろうと思う事があるなら、逆もあるんじゃないかと・・

褌を締め直す。という言葉があるようにキュッと帯を締めると男性も背筋が伸び凛とするんじゃないかと思います。

日本男児と思い直して男であると言う事を自覚するんじゃないかな??

女性も男性も着物を着るだけで見えてくる風景や肌に感じる風さえも変わってくるようになれば良いですね!

これから京都らしさとか、日本らしさをもっと後世に伝えられますように♪

素敵な着物姿の人達が京都や日本に増えますように♪